琵琶湖湖底から弥生時代中期の農耕集団の遺跡が出現
昭和21年からの干拓計画により、昭和39年6月に湖畔めぐりの湖底が陸化して、7月には湖心部の排水が完了し、大中の湖は湖底を露呈した。それまでは、直径4kmの琵琶湖最大の内湖であった。
大人達は潮干狩や田植えで夢中であったが、子供達が南湖畔に多くの土器や石器が散乱しているのに気がついた。
縄文時代より鎌倉時代に及ぶ各時期の遺物が散布していることがわかる。